ATストレーナー交換 JB23ジムニー
走行距離は3万kmですが、軽自動車は普通自動車に比べて全てが小さいです。
当然エンジンオイルとミッションのオイルが通る経路も全て小さいので普通乗用車よりかなりシビアです。
軽自動車だから燃料さえ入れておけば動くと思っていると3万km走行するだげでかなり痛みます。
人間で例えると、人間の血液が車のエンジンオイルと同じだと思って下さい。
血液が流れる血管が細くなるとどうなるでしょうか?
血管が詰まると正常に生活出来るでしょうか?
人間なら倒れて最悪心肺停止してしまいます・・・・
車も同じでオイルラインが詰まると油膜が切れて金属と金属が擦れてしまい故障してしまします。
お手本の前回のブログでご紹介したこの立派なワゴンRの走行距離は
軽自動車でなんとこの走行距離!!
こまめにオイル交換をするとエンジンもミッションも長持ちします。
結果、無駄な修理代を抑える事が出来て安上がりにつながります。
今回のジムニーも目指せ20万kmオーバー!!
今からこまめなメンテナンスをしているので20万kmは夢でもないと思います(*^^)v
早速ATミッションの一番下部にあるATオイルパンを外してみると、
前回の10万km走行したクラウン程汚れていない様にパっと見は思えるのですが、オイルパンに親切?
ストレーナーで取り切れない鉄粉を取る目的でオイルパンの中にマグネットが装着されておりました。
マグネットを外して触ってみると・・・・
ヌルっと嫌~な感じで汚れが付着しておりました。
指も真黒になってしまう程です。
オイルパンに溜まっていたオイルはまだ透けて元のオイルの赤色がうっすら見えますが、良く見ると細かい
スラッジや汚れが確認出来ます。
左が新品のATFで右側が古いATFです。
白い物にオイルを付けると良く汚れがわかりますね。
このオイルパンもキレイに洗浄して、スラッジを取るマグネットを元の位置に取付けます。
3万kmそか走行していなくてもストレーナーはこれだけ汚れております。
左が新品ストレーナーで右が元々装着されていたストレーナーです(@_@;)
新品のストレーナーを取り付ける前にせっかくなのでAT内部もキレイに洗浄してから新品ストレーナーを取付
けます。
キレイに洗浄したらちょっと地球の重力があるので大変ですが、新品のATFをしたから頑張って霧吹きで吹き
かけて古いATFをキレイにふき取ってなくなってしまったので新しいATFをなじませておきます。
ここまでやる必要ないよと言う人もいるでしょうけど、やって得はあっても損が無いので僕は絶対行います。
使用するATFは当然純正ATFです。
今回の車検メニューは
エアーエレメント交換(良い吸入)
スパークプラグ交換(良い点火)
エンジンオイル交換フラッシング2回(ターボ車なのでタービンを痛めるフラッシング剤は使用しません。1回目は洗浄力の強いディーゼルオイルでフラッシング、2回目は軽自動車のターボエンジンに適したお勧めのメイ
ンで使用するモチュールでフラッシング。内部に一回目のフラッシングオイルが残っているので残ったオイル
を取り除く為に)
エンジンオイルエレメント交換
ATストレーナー交換
ATF補充
前後デフオイル交換
フロントブレーキ分解清掃、シムブレーキダスト除去
リア ドラムブレーキダスト除去、スチーム洗浄、グリスアップ
ブレーキフルード交換
ファンベルト交換
足廻り、各部グリスアップ
エンジンルームスチーム洗浄
とこんな感じです。
安い車検は探せばいくらでもあると思いますが、後々交換やメンテナンス時期が必ず訪れてその都度作業工
賃が発生してしまい、結果的に車検の時に一度で済ませるよりお金が掛かるケースが多いと経験上思いました。
整備を提供する人がもう少し掘り下げて必要性を説明出来ると、お客様も理解と納得をして頂けるのではな
いかと思います。
一番安い車検は何も整備しないで車検証の更新だけが一番安いですけど必ず壊れます(笑)
金額以上の値のあるサービスを提供する事で安心と安全と故障した時の対応の保障も兼ねてくれる所を見つける事が一番良いのではないでしょうか?(@^^)/~~~